中井貴一さん主演の『壬生義士伝』観ました☆
以下ネタバレだけど・・・もういっか?
新鮮な新撰組活劇でした。
中井さん演じる新撰組隊士・吉村貫一郎は、愛する妻や子どもたちを家計の苦しさから守るために新撰組に入隊した“出稼ぎ隊士”。
なかにはこういう隊士もたくさんいたんだよね。
家族のため、生きるために体裁を気にせずできるだけ多くの報酬をもらう姿には、人間臭さが出てて思わずにんまりしてしまいました。
“武士として立派に死ぬ”ではなく、なんとしても“生きて”帰って来いと隊士たちに指導する吉村。
窮地にあっても自分のことより他の人のことを思いやれる優しさと強さをもった吉村。
そして、最期までしっかりと“義”を貫こうとする吉村・・・。
人物像がものすごく良かったです。
中井さんの演技も最高だし。
斉藤一は、普段は強いけどいざというときは・・・っていう。
ここぞというときに芯の強さを見せる吉村とはやや対照的に描かれていたのかな。
まあ、それよりも斉藤さんは自由人なんでしょうね。
家族をもたない一人の男としての強さがある。
吉村の人間臭さを好意的に見る沖田さんがかわいかった。
結核で吐血してるシーンもありました。
あの俳優さん、NHK大河の『新撰組!』では確か山南さん役だったよね?
佐藤浩一も芹沢役だったと思ったし、結構出てるね。
「壬生狼」って書かれてるの(落書き?)を見て、吉村が「わしらって狼なんですかね・・・。」みたいに寂しそうに言ってたのが心に残った。
どういう意味だったんだろう。
貫一郎と大野次郎右衛門、長男・嘉一郎と千秋(?)の友情も良かった。
人と人との情緒的な絆の強さが描かれてた。
家族や友人といった大切なものを裏切らない、ということが「義」なのかな。
貫一郎が自害する前に、家族に向けて語っているシーンは泣けました。。
決して裕福ではない下級武士の吉村だけれど、その心は「義」を重んじる本物の武士だった。
とっても良い作品だと思いました。
千秋とミツがその後満州でどのような生活を送ったのか、案じずにはいられませんが・・・。