忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/05/21 16:22 |
『風を継ぐ者』
ネタバレしてるので、たたみます。



キャラメルボックスの舞台『風を継ぐ者』を観て来ました!
私が観たのは、8月14日(金)名鉄ホール 19時~ の回。
漫画『風光る』が誕生したきっかけは作者がこの舞台を観たことだそうで、以前から気になっていて。
今回はキャストを一新して3回目の再演とのこと。名古屋でも上演されると知って、先行予約で即チケ予約☆
座席は6列目の上手側。
舞台中央ではなかったけれど、役者さんたちの表情も良く見えて良かったです

ストーリーの主役は架空の新入り隊士、“立川迅助”。
彼を中心に話が進んでいきますが、もうひとつの軸は沖田総司。
彼と“つぐみ”の恋がサイドストーリーになってました。
そんなに出てくる役者さんの数は多くなく、ステージも派手ではなかったけどきれいにまとまっていて、ストーリーも分かり易く、一緒に観に行った舞台初体験という友だちにも良かったようです。

ここから印象深かった一人一人の感想を・・・

○立川迅助(佐東広之)
脳みそは少なそうだけど(爆)とにかく爽やか!体育会系の青年。
ものすごく足が速くて、池田屋事件の時も、近藤隊別の店にいた土方隊に知らせに行く役を果たしたり、何かと重宝されてる。
人が良くてまっすぐ。
舞台上でも一生懸命走ってる姿が印象的でした。
また、妹を人質に取られて沖田を殺すように言われ、苦悩している心情もよく伝わってきて良かったです。
感情移入しやすかった。

○小金井兵庫(大内厚雄)
新聞記者のように、常に何かを書き留めている。
怪しいな~と思う反面、迅助を助けようとして自分が捕まったりする熱くてまっすぐなところも。
迅助が走った様子を早口でかまずに解説するのはさすが役者さん!凄い!と思いました。
凄く長くてややこしい台詞なのに!
京都の地図が頭に入ってる人だと走ってる場所をイメージできて楽しいかも。
総司のことを影で「総ちゃーん♪」と呼んでいたのは渡辺先生(『風光る』の原作者)と打合せでもあったのかな?(笑)ちょっと面白かった。

○沖田総司(畑中智行)
可愛らしい沖田さん。
総髪で、髪型も性格もまさに漫画『風光る』の沖田さんそのもの! 
女性におくてで不器用で。
近藤先生、土方先生をすごく慕ってて、願わくは二人が存命のうちに二人を守って死にたいと考えてたり。
好きな人には何人もの人を斬ってきた体を見せたくないと思ったり。
総司が死を覚悟して女医で主治医のつぐみに渡した手紙には泣きそうになりました。

○土方歳三(三浦剛)
ガタイいいです!背が高くてどっしり!
総司のことを色々と気にかける土方さん。
総司の体の不調に気づき始め、本人の知らないところでつぐみと夫婦にさせようと動いたりもします。
ピンチになるとどこからか現れて助けてくれる、そんな頼りになる土方さん。
みんなから恐れられているところもお茶目なところも、なんとなくコメディっぽく演出されてました。

○三鷹銀太夫(阿部丈二)
架空の隊士。勘定方。この人はもう本当に面白くて!
間が上手い。
一人稽古のシーンなんて、大笑いしちゃいました。
観てて飽きない!

○桃山鳩斎(西川浩幸)
若い役者さんたちが多い中、観ていて安心感がありました。
迅助の親戚で桃山診療所の医者。つぐみの父。
往診に出かけても、診察代をもらえず野菜をもらってくるような人の良い先生。
軽い人物かと思えば大真面目になったり、バランスが絶妙。

○つぐみ(實川貴美子)
鳩斎の娘で女医。凛として勝気で綺麗。
総司の心臓の音を聴いて“嵐”だと言った彼女。
治したいと強く思うのに言うことを聞いて安静にしていない総司がもどかしかっただろうなぁ。

○たか子(岡田さつき)
貫禄がありました!
鳩斎の妹。(出戻りらしい)
三鷹さんとはまた違って、ものすごく面白い役者さん!
出てくる度に面白かった(笑)

○その(渡邉安理)
迅助の妹。
しきりに顔が丸いって言われてました(笑)
迅助が新選組に入ることをただ一人応援。
『風光る』のセイちゃんのような元気で明るいイメージ。

○秋吉剣作(石原善暢)
長州藩士だが、絵師として生きていこうとしている。
義兄を沖田に殺されたことを恨み、姉と仇討ちを企てる。
長州言葉がいい!

○美称(岡内美貴子)
剣作の姉。夫を沖田に殺害されたことを恨んでいる。
自ら体を傷つけて怪我人となり、桃山診療所にもぐりこむ。
芯の強~い女性。
後に兵庫と再婚。
未だに沖田への恨みは消えないらしい(苦笑)

○小野田鉄馬(小多田直樹)
長州藩士。
正直、今回の役者さんたちの中で一番かっこいいと思いました

○宇部鍋四郎(粟野文浩)
長州藩士。
文学座からのゲスト出演。
どっしりとしていて悪漢の雰囲気。強そうでした!


こんな感じかな。
音楽は、沖田さんのテーマと勝手に思ったものがあり、切ない歌声がぴったりでした。
本当に、沖田さんに関しては『風光る』とコラボ!?と思うくらい漫画のイメージそのまんまで。
殺陣のシーンでは総司が迅助を守りながら戦っている場面は、セイちゃんと総司を彷彿とさせます。。

お芝居全体としては、かなり良かったです!
初日特典というので、これ以降の公演の当日券が半額になるみたい☆ラッキー☆★
都合がついたら大阪行きたいなぁー

PR

2009/08/17 18:55 | Comments(0) | TrackBack() | 舞台

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<堺さんと台北と『3月のライオン』 | HOME | 伊右衛門>>
忍者ブログ[PR]