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2024/05/21 10:44 |
『橋を渡ったら泣け』
昨日の話ですが、仕事帰りに車を運転していたら近藤勇Tシャツ(バックに近藤さんの写真(腕組んで座ってる)とロゴ)を着てチャリに乗ってるおじいちゃんに遭遇。
素敵☆☆☆

さっきまでWOWOWで録っていた舞台『橋を渡ったら泣け』(生瀬勝久/演出)観てました。
お風呂のお湯が沸くまで時間つぶしに・・・と軽く観てや止めるもりだったのです。が!
観始めたらノンストップ!!
続きが気になって結局最後まで観てしまいました!!
時間が2時間ちょっとと舞台にしては短めだったこともあり、食い入るように画面を見つめてました(^^;)

主役・大倉孝二さんが面白れーーー!
組!では勘定方の河合さんを演じてた方です。
始めは河合さんぽい気弱な雰囲気全開だったのが、途中からリーダー格になり、ちょっとワル~イ感じに。
冷徹な横顔のアップにゾクリ、ドキリとしました☆
すんごくキレイだった。。
舞台人マジックでしょうか。(若干失礼?;)
人間がみるみる変っていく姿にゾクゾク。

集団がまとまって生活していくためには規律が必要。
規律を乱さないためにはリーダーが必要。
リーダーの言うことが聞けない者には処罰が必要・・・

権力を握ったリーダーは、味をしめてどんどん好き放題。
リーダーに尻尾を振る者と反論を唱える者。
時のリーダーが倒されれば次のリーダーが現れる。
弱肉強食の世界。

基本的に人間ってこの構造に陥り易いんだと思う。
極限状態に近づけば近づくほど。
だけど、誰かの言いなりになっている事事態おかしい。
皆がそう思えば、独裁者を出さずに協力して集団を維持していくこともできる。
これが人間と動物との違い。
皆がモラルをもつということ。
このモラルが維持できなくなったとき、強い先導者を求め、全体主義に陥るように思う。

ちょっと話が飛躍しましたが・・・^^;
八嶋さん演じる井上さんが集団の中でうまくふわふわしてくれてました。
いわゆる“KY”キャラなんですが、悪意がない。
物事を理解するのが苦手で、人の言葉の裏にあるものだとか空気を読むことも苦手なので権力をもつ人に取り入ることもしなければ、強く異を唱えることもしない。
自分の気の向くままに生きているといった風。
だから、二極化しそうな集団のなかで唯一中間的な位置をふらふらしてる。
彼を見るとほっとするし、救われるというのはそういうところなんだろうな。

集団の中には色んな人がいる。
そして同じ集団の中でも立場によって変わっていく人、変らない人それぞれ。


・・・と全くまとまりがありませんが、思いの他考えさせられる内容でした。
すさまじい2時間。
面白かった!
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2008/08/20 23:59 | Comments(0) | TrackBack() | 舞台

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